太陽を抱く月 第4話 「愛の行方」

太陽を抱く月 第4話 「愛の行方」

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花びらが降る隠月(ウノル)閣で、世子イ・フォンとホ・ヨヌは向かい合い見つめあっています。それをまた別の二人が見つめています。陽明君と涙しているユン・ボギョンです。世子イ・フォンはなぜ自分を避けるのか?とホ・ヨヌに問います。 世子がユン・ボギョンと会っていた理由が分かり、ほっとしたホ・ヨヌなのでした。ここで世子イ・フォンは自分の妃になるものが嫉妬深いのはよくない!とポロっと言っちゃいます。禁婚令(クモンニョン=年頃の娘の婚姻を禁ずる命令)が出されるから、候補願いを出すようにと世子イ・フォンは言います。そして ホ・ヨヌなら必ず世子嬪になれるはず…とうれしそうに言います。
もらった鉢植えをうれしそうに眺めている世子イ・フォンです。 なぜサンチュを送ったのかというと…「待つことの意味と民を思う気持ちを伝えたかった。サンチュは薬にもなる野菜なので、食べた後、頭がスッキリ冴え渡り心に溜まった怒りを解きほぐしてくれる。兄の事を疎んじていた世子イ・フォンの心を沈め勉学に励むようにとの願いを込めた」という事だったのです。

さて、町中には禁婚令が張り出されました。それを悲しそうに見る陽明君。ところがホ・ヨヌは候補願いを提出していません。 兄のホ・ヨムはささやかな願いを聞いてほしいと世子イ・フォンに伏して頼みます。妹の候補願いを出すことを容赦してほしいと言うのです。外戚の娘ユン・ボギョンが内定しているのに候補願いを出し、なおかつ三揀擇に残ったら一生独身を通さなくてはならない決まりだからです。(最終選考で落ちたものも、王の女と言うことになり独り身を強いられてしまうのです。)臣下としての立場の父と娘の一生を心配する母の言い争いを聞いていたホ・ヨヌ。そして その事情を知った世子イ・フォンは大妃と外戚の圧力があることを知ったのでした。憤懣やる方ない世子イ・フォンは「世子嬪の内定を撤回し、厳正な審査に徹し公正な選考がなされるよう王命を出してください!」と成祖に強くお願いしました。しかし、 揀擇を主管しているのは大妃なので 直に頼むようにととりつく島もない。それでも世子イ・フォンは引き下がらず 「この国の母となるものを選ぶのですから それに相応しい娘を選ぶべき。」と食い下がります。

成祖「約束だと。余と何を約束したと言うのだ」
陽明君「世子イ・フォンの婚儀が決まったら、大提学の娘(ホ・ヨヌ)との結婚をまとめてくださると。」
成祖「そんな約束はしていない。考えてみるとは言ったが取り計らうと言った覚えはない」
陽明君「心変わりされたのは 世子様から申し出があったからでしょうか。世子様も自分と同じことを望まれたからでしょうか」とさらに尋ねる。
成祖は返答に少し窮する。
そして成祖「そもそも男子足るもの王となるか臣下となるかは本人の器次第。女人もまた然り。王妃となるものの器と臣下の妻となるのは決まっている。」
陽明君「大堤学の娘は王妃の器と言うことでしょうか」
成祖「その娘が選ばれればそうなる。」
陽明君「もし選ばれなければ我望みお聞き入れいただけますでしょうか」必死の形相です。
成祖「最終の選考で落ちた娘も世子のものとみなされる。この国の法を忘れたか!」
陽明君「それは幸薄く生きるのを黙ってみていろとの王命ですか」
成祖「なんだと」
陽明君「ユン・デヒョンの娘が世子嬪に内定していることを知らぬものはおりません。なのにじっと見守れと申されますか。」
成祖「お前は罰を受けるまで黙らぬつもりか!その様なことを二度と口にするな。次に同じようなことを口に出せば謀反とみなす。」
陽明君はその後に口にする言葉が見当たりませんでした。
世子を憎むことが出来るなら楽だったでしょうが それも叶わない陽明君なのでした。

ミナ王女はホ・ヨムと結婚したいと王さまに懇願します。頭を抱える成祖。しかし、それはならぬときっぱり答える。
「優秀な臣下が王の婿になると、官職に就けなくなってしまう。秀でたものを王の婿にはできない。諦めなさい。」と成祖は言う。ミナ王女も負けていない。「 じゃあ私は不細工な頭の悪い出来損ないの男としか結婚できないのですか?」とミナ王女が泣きます。

心配するホ・ヨムはホ・ヨヌに内定者がいることを知っているのかと問います。ホ・ヨヌは知っていると答えます。兄は世子とヨヌの関係が知られてしまったら権力争いの犠牲になってしまうと心配するのでした。しかし、ヨヌは選考の結果がどうであれ、世子様を欺くことはできないと譲りません。
一方大妃とユン・デヒョンは ホ・ヨヌの存在を疎ましく思っています。万が一に備え 策を講じておくべきかも…と良からぬ事を考えているようです。
「太陽を隠した大妃様なら月とて隠せましょう。星宿庁には大妃様の味方がいるので大丈夫でしょう」とユン・デヒョン。大妃もほくそ笑む。

世子イ・フォンは成均館のホン・ギュテを呼び「世子嬪の選考をある一族の勢力維持のために利用されるのはよいことか?」と問います。揀擇の件で儒生に上奏させます。
儒生を扇動し政治をするとは世子もなかなかやるじゃないか…と感心した成祖は、臣下の大方の反対意見をはね除け 「世子嬪の選考を内命婦(ネミョンブ=王や王族に使える女官たちの組織)に任せてきた慣例を変え、王が行うこととする。公正かつ厳正に執り行われるよう計らう。選考の場所は中宮殿から王宮殿へ変更し、予算をかけず選考を3回から2回とする。」と宣言。当然、大妃は黙っていません。 「そなたの命を逆賊から守ったのは誰ですか。母と我一族であることを忘れたわけではあるまい。母が謀ったことの事の恩義はどうなったのか。」「一族の栄華と権力のために母上とユン・デヒョンが企てた一件。そして罪もなく殺されたウィソン君の事。黙っていた理由がわかりませんか。それは13年間黙し功を尽くしてきたのです。もう欲をお出しくださいますな。」知らないと思っていたのですが、黙るしかない大妃でした。

ホ・ヨヌの母はわざと選考に漏れるようにヨヌに言いつけますが、ヨヌは母の思いを感じとります。大好きな父のために正々堂々と選考を受けようと誓います。
夜 庭で月を眺めていたホ・ヨヌの前に 陽明君が現れます。また、旅に出るので顔を見に来たと言うのです。いざ旅立とうとしていた陽明君が「一緒に行かないか。選考に漏れて一生独り身になるくらいなら 王子の身分を捨てて拐って逃げてやる。」と精一杯の本心を吐露しますが、ホ・ヨヌには戯れ言が過ぎると言われ、後ろ髪を引かれながらも潔く旅立つのでした。
選考が進み 残った3人に成祖が「余は金銭に変えるといかほどの価値があるか?」と質問しました。 チェ・サンジンの娘はお金の事はわからない、ユン・ボギョンは偉大な王さまを金銭には換算できませんと答えました。 そしてホ・ヨヌは「一両でございます」と言い切りました。「貧しい民にとっては一両ほど大切なものはありません。富を持つものにその価値はわかりませんが貧しい民には一両の重みは身に染みてわかっています。そのような民からすれば王さまは一両と同じくらい貴重で大切なのです。どうかすべての民に公平なる慈しみを与えてください。」と驚かせました。

世子嬪に選ばれたホ・ヨヌは、結婚まで家に帰れず 宮中で暮らすことになります。 家族と離れ寂しくて泣くヨヌが尚宮にもらった手ぬぐいを見ると、世子からのことづけがありました。窓を開けてみると世子がいて、寝付けない夜長を人形劇を見て過ごそうと気遣ってくれるのでした。
大妃は国巫チャン・ノギョンに 「月が入れ替わった。消せ!隠月(ウノル)閣の警備が厳重だから暗殺も毒殺もできない。近づくことなく手を下すにはそなたの力しかない。星宿庁の現状から脱却するために力を貸してやるからホ・ヨヌを殺せ!」と命令する。
国巫チャン・ノギョンはあまりに酷い大妃の言いつけに 座り込んでしまいます。星宿庁を守るべきか 友の遺言であるホ・ヨヌを守るべきなのか…
チャン・ノギョンは幻を見る…赤いリボンに「二人工」と書いてある…その字が消えて「巫」に変わる…なるほど。
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